国宝・重要文化財等の防災対策を強化しましょう(1)
文化庁はノートルダム大聖堂の火災を契機とした緊急状況調査等(令和元年8月8日公表)を踏まえ、防火対策、耐震対策に係わる事業に対する補助を実施します。
国宝・重要文化財(建造物)の防火ガイドライン(抜粋)(令和元年8月8日)
●世界遺産又は国宝の99.9%、重要文化財全体の92.8%が、全部又は一部木造で建てられている。
●世界遺産又は国宝(建造物)のうち、約2割が消火設備の整備・改修後30年以上経過。老朽化による機能低下の恐れがある。
【建造物の火災リスクと対応策】
♦主たる構造が木造の場合
内部火災の拡大火災の早期覚知……●自動火災報知設備の設置、見直し 初期消火対策………●受信機の設置場所の見直し ●消火器具、屋内消火栓設備の設置、見直し |
♦建物内部の特殊性(吹き抜け等の大空間等)がある場合
急激な火災の拡大拡大防止対策……●スプリンクラー設備等 ●界壁・防火区画の設置、見直し |
♦建物外側の特殊性(屋根、外壁等の材料)がある場合
近隣火災からの延焼延焼防止対策……放水銃、ドレンチャー、屋外消火設備の設置、見直し 火災拡大火災の早期覚知……●赤外線センサー、炎感知器の設置、見直し |
「ヤマトプロテック(株) Yまがじん No.208より抜粋」